平成24年2月時点の日本信用情報機構によれば、消費者金融の利用者は約1390万人となっています。
少なくとも国民の10人に1人は、消費者金融の利用者です。ちなみに貸付金額は9.5兆円にも上ると言われています。
そしてその中で借入れ5件以上の債務者、いわゆる多重債務者は約49万人になります。多くの人々が借金問題で苦しんでいるのです。
ただこの問題は解決することができます。実は近年、債務整理の案件が減ってきています。数年前、多重債務者は200万人いましたが現在は49万人です。多くの多重債務者が債務整理の専門家に相談してその問題を解決し、借金のない新しい生活を歩んでいるのです。
2010年9月に大手消費者金融の株式会社武富士が会社更生法の申請をしました。分かりやすい言葉で言うと「倒産」ということです。これをうけて、これまで過払い金の請求をしていなかった人が駆け込みで請求しましたが、「倒産」となってしまったために全額を返還する資金が武富士になく、借り手にはごくわずかな過払い金しか返ってきませんでした。
このように今後すべての過払い金が返ってくるかどうかは疑問であるという事実があります。まだ請求をしていない人はすぐにでも行動を起こすことが大切です。
これらのことを他人事だと思わないでください。あなたも同じようなことになる可能性があります。早めに弁護士に相談をしましょう。そうすることによって、あなたの過払い金が守られる可能性が高まります。