買い物・ショッピングも借金の理由としてよく相談の中で出てきます。
特に女性の方が買い物・ショッピングが借金の理由となっている方が多い印象です。
買い物・ショッピングによる借金が増えたのは、カードショッピングが気軽で便利だからでしょう。 一定の限度額まで利用が可能で、ポイントも溜まりますから、大型ショッピングセンターなどで発行されているカードを使用されている方はとても多いです。 そして、お金を直接支払うわけではないため、あまり金額を意識せず、気付いたときには月々の返済が高額になってしまっているようです。
また、ネット通販が流行っているのも買い物・ショッピングによる借金が増えた理由だといえるでしょう。ネットで多くのものを買い過ぎて、月々の返済金額が大きくなってしまっている方もいらっしゃいました。
買い物・ショッピングによる借金の場合は、その買い物の内容によって自己破産の際に簡単な手続き(同時廃止手続)になる場合と複雑な手続き(管財手続)になる場合とがあります。
簡単な手続きになる場合は、買い物で生活に必要な食品や日用品など日々の生活に必要なものを購入しているような場合です。日々の生活の中で必要な生活費としてやむなく借金をしている場合は免責不許可事由にはあたらないからです。
複雑な手続きになる場合は、通販で高価なものを購入している場合や、頻繁に洋服を購入している場合など、浪費と考えられるような場合です。浪費は免責不許可事由にあたるため浪費にあたると判断されてしまうと複雑な手続きになってしまうことが多いのです。