解決事例59 軽い気持ちで消費者金融から借り入れをしたことで自己破産につながってしまった事例

依頼者属性

佐賀県 嬉野市 在住
30代 男性
借金 約200万円
借入 2社

 

借金をした理由

生活費が少し足りず、軽い気持ちで消費者金融から借り入れをしたことが最初の借り入れでした。
この借り入れをきっかけに消費者金融で手軽に借り入れができることを知り、彼は車の購入費用の一部も消費者金融からの借り入れで支払いました。
この当時はまだ月々の給料から返済もできる範囲でした。
しかし、この頃からある女性とお付き合いをするようになりました。このことが自己破産をせざるを得なくなった理由の一つになります。
彼女と食事にいったり、服などを買ってあげたりするようになり、毎月の交際費が給料の半分以上までかかるようになってしまったからです。
彼は彼女との将来も考えていたため、彼女の希望を叶えるために借り入れと返済を繰り返しながら彼女との交際を続けていきました。
しかし、そのような関係は長くは続きませんでした。
そして、彼に残ったのは借金でした。
彼の収入からすれば、毎月の返済のためにさらに借金をしなければならない状況でした。
親族にも借金の相談をしましたが、援助はできない、と断られ、自己破産をすることをすすめられました。そうして、彼は当事務所に自己破産をしたいとお越しになりました。

 

当事務所の活動

彼が自己破産を申し立てるにあたり、気にしていたことは車がなくなってしまうのではないかということでした。
自己破産を行うにあたり、自分名義の車があれば、基本的には売られてしまい、債権者に分配されることになります。
ただ、車が古いものなど、価値がないと判断されるものであれば、手元に残すことが可能な場合もあります。
今回は、車がだいぶ古いもので、査定をしてもらうと価値がないとのことでした。
そこで、自己破産の申し立てをしても車がなくなることはないでしょう、と説明をさせてもらい、自己破産の申立てを行うことですすめていくことになりました。

 

結果

今回は車がとられてしまうかが気になるところでしたが、自己破産申立後も車を手元に残すことができました。
また、彼の借金の原因はほとんどが彼女との交際費で、浪費ともとられかねない部分もありましたが、同時廃止事件としてすすめていただくことができ、最終的に免責まで認めてもらうことができました。

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