解決事例73 奨学金を返済しようと努力し、借金をしてしまった依頼者が、家族の力を借りて自己破産し、人生をやり直すことができた事例

依頼者属性

長崎県 佐世保市 在住
20代 男性
借 金 約330万円
借 入 7社

借金をした理由

彼は、専門学校に進学するにあたり、奨学金を受けることにしました。

専門学校を卒業後、就職し、奨学金の返済をきちんと行えていました。しばらく、最初の職場で頑張って働いていましたが、もっと早く奨学金を返済したいと思い、彼は転職することにしました。そこで、彼は、友人から、より条件の良い就職先を紹介してもらい、新たな職場へ転職しました。

しかし、働き始めると聞いていた話とは違い、契約社員としてしか雇ってもらえず、給料が以前の職場よりも少なくなってしまい、生活に困るようになりました。そのため、新たに借入をしなければ返済をすることが難しくなってしまい、やむなく新たに借金をしてしまうことになってしまいました。

彼は、借金を繰り返しながら、返済を頑張っていましたが、借金が増えるばかりだったので、彼は生活費を減らすため、実家に戻ることにし、実家から通うことができるところに、転職をしました。

実家に戻り生活費を減らすことはできましたが、既に借金が膨れ上がってしまっており、返済が追い付かない状況となっていました。

そこで、彼は、地元の先輩に借金の相談をしたところ、先輩から、自己破産をして、人生をやり直すことができた、という話を聞き、自分も自己破産をして、人生をやり直して頑張っていきたいと思い、彼の先輩の紹介で、当事務所に自己破産の相談にお越しになりました。

当事務所の活動

彼の話によれば、免責不許可事由にあたる事情はなく、財産もなかったため、自己破産によって、人生を一からやり直すことが可能な事案でした。

ただ、問題が一点ありました。それは、父親が奨学金の連帯保証人になっている、ということでした。父親が連帯保証人であるため、彼が自己破産をしてしまうと、奨学金の請求が連帯保証人である父親に行くことになるからです。

そこで、前もって父親に、自己破産をするか検討していること、自己破産の手続きを進めていくことで、連帯保証人である父親に請求がくるようになること、を話し、自己破産で進めていくことについて父親と話し合うようにとアドバイスをしました。

結果

父親を含め、家族で話し合った結果、奨学金の分は父親がなんとかするということになり、彼から、自己破産の依頼を受けることとなりました。

そして、自己破産の手続きは同時廃止手続きで終わることができました。

連帯保証人がいる場合、自己破産、個人再生などの手続きで進めていくと、連帯保証人に請求がいくことになります。そのため、自己破産や個人再生を検討している方は、まず借入先を確認する際に連帯保証人がいるかについても、確認するようにしましょう。

そのうえで、連帯保証人に迷惑がかかってしまうことを頭に入れて、解決方法を検討してください。連帯保証人のことでお悩みの場合は、当事務所まで気軽にご連絡ください。

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