解決事例63 体調不良により退職をして生活費や治療費によってできた借金で自己破産せざるを得なくなり、同時廃止事件になった事例

依頼者属性

佐賀県伊万里市在住
40代男性
借金 約450万円
借入 8社

借金をした理由

彼は急に体調を崩し、入院することになりました。
入院が長引き、職場を退職せざるを得なくなり、
生活費や治療費のために消費者金融業者から借り入れをしました。
これが最初の借金でした。

体調が戻った後、就職活動をはじめましたが、年齢のこともあり、
すぐには就職することができず、生活費のためにさらに借り入れをしました。
その後、就職も決まり、借金を返済していこうと働き始めましたが、
家計の管理を任せていた奥様が隠れて借金をしており、
彼の借金の返済は行われていませんでした。

彼の借金は利息で膨らんでおり、その返済のため、
さらに借り入れをしなければいけなくなっていました。
そして、借入をしては返済をするという状況に陥ってしまいました。

借金が減らず、彼は精神的に不安定な状態になっていました。
それを見かねた家族から、自己破産について弁護士に相談してみてはどうかとアドバイスを受け、
自己破産の相談にお越しになりました。

当事務所の活動

彼は精神的に不安定な状態となり、うまく働くことができない状況でした。
また、借金の返済を頑張っていくことも難しい状況でした。
そこで、体調のことも考えると自己破産をした方がよいのではないか、
自己破産をしてやり直していけるよう一緒に頑張っていきましょう、
と話をさせてもらい、依頼を受けることになりました。

まず、受任通知を各債権者に送付し、借金の返済をストップしました。
その後、精神的な状況をふまえながら、
仕事を少しずつ頑張ってもらいながら自己破産の準備をすすめていきました。

結果

彼には特別財産がなく、借入の原因も治療費・生活費など
免責不許可事由にあたるような事情もなかったので、
管財事件にはならず、同時廃止事件として免責まで認められることができました。

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※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です

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