自己破産56 借金を返すための借り入れが返済できなくなり自己破産となったが、無事管財事件にはならず、同時廃止事件になった事例

依頼者属性

佐賀県 武雄市 在住

40代 男性

借金 約790万円

借入 7社

 

借金をした理由

彼には一緒に生活する内縁の奥さんがいました。

彼女はお付き合いをする数年前に自己破産をしていましたが、自己破産の際に全ての借入先を話していなかったため、支払いが残っている状態でした。彼女はなんとか支払いを行っていたようですが、次第に支払いに困窮するようになりました。そのうえ自己破産をしていたため、借入をすることもできません。

そこで、彼が彼女の生活面の面倒をみて、彼女の給料は借金の返済に充てるという生活をするようになりました。

彼の当時の職場は経営が安定しており、給料も十分にもらうことができていたので、そのような生活でも全く問題ありませんでした。

しかし、年々景気が悪くなっていき、給料が減っていきました。

そのため、彼は二人の生活費のために借金をするようになりました。

その後、借金を増やしながらも、なんとか支払いを頑張っていましたが、会社が給料を支払えない状態にまでなってしまいました。

彼は、アルバイトを始めましたが、どうしても借金の返済までは間に合いません。

そこで、彼女と話して、自己破産をした方がよいだろうということになり、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

 

当事務所の活動

彼の借り入れを確認するといわゆる消費者金融業者が多かったため、まずは任意整理で借金を減らすことができるのではないかと、自己破産以外の道を探ってみました。

しかし、思ったようには借金を減額することはできず、いまだ多額の借金が残った状態でした。彼のアルバイトの収入では返済できる状況ではありません。

そこで、当初の予定通り、自己破産で進めることとし、準備を始めました。

彼の借金は生活費と借金返済のための借り入れが原因でした。そして、彼自身の財産もありませんでした。管財事件にはならず、同時廃止事件になると考えられる案件でした。

 

結果

実際に、裁判所では同時廃止事件としてすすめていただくことができました。

そして、無事免責まで認めてもらえることができました。

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