佐賀県 杵島郡大町町 在住
30代 女性
借金 約390万円
借入 10社
彼女の旦那さんが会社を辞め、自分の会社を立ち上げました。
最初の2,3カ月は収入もそれなりにあり、特に生活に困ることはありませんでした。しかし、4カ月目から毎月の収入が0~6万円となりました。
とても生活していくことができません。ですが、彼女は出産したばかりであったため、パートに行くことも難しく、カードのショッピング枠で日常の買い物などをするようになりました。
その後も、旦那さんの収入は低いままで旦那さんの収入だけでは生活できないため、彼女がパートに出るようになりました。ですが、生活費を稼ぐだけで精一杯で借金の返済費用までは捻出できませんでした。そこで、カードキャッシングにも手を出してしまいました。このようにして、借金の返済のための借り入れを繰り返すようになり借金が膨らんでいきました。
そのようにしてなんとか返済を続けている中、子供が長期入院することとなり、彼女は働くことができない状況になってしまいました。旦那さんの収入だけでは、生活できないうえ、借金の返済もあります。そこで、彼女は、旦那さんに借金のことを相談し、自己破産をしたいと考えていることを伝え、当事務所にお越しになりました。
今回の借金の原因は生活費や返済のための借り入れです。免責不許可事由と考えられる事情は特にありませんでした。そして、生活費すら賄えておらず、自己破産を選択する他ありませんでした。
手続き自体はスムーズに進みそうな持参でしたが、自己破産後の生活に不安が残りました。それは、自己破産をして彼女の借金がなくなったとしても、今の収入で生活することができる状況ではなかったからです。そこで、旦那さんに彼女が自己破産する他なくなった理由を説明し、今後は一定の収入を得られるように仕事を探した方がよいのではないか、などの話をさせてもらい、自己破産後の生活についてもアドバイスもさせてもらいました。
特に問題のない事案でしたので同時廃止事件として処理されることとなり、手続き自体はスムーズに終了しました。
※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です