解決事例77 親の事業資金を援助するために借金をした結果、自己破産に至ったが無事免責が認められた事例

依頼者の属性

佐賀県 小城市 在住
30代 男性
借 金 約480万
借 入 12社

借金をした理由

初めて借金をしたのは、両親から事業資金を用立ててほしいと言われたことがきっかけでした。武富士、アコム、プロミス、などいわゆる消費者金融業者から借入をし、全て両親の事業資金として援助しました。

彼は仕事をしながら、なんとか返済をしていましたが、次第に支払うことができなくなっていきました。両親に支払いの援助をお願いしましたが、両親にそのような余裕はなく、支払いをするために、さらに借金を増やしていくしかない状況になってしまいました。

そのような中、結婚することになり、子供ができました。

さらに、生活にお金が必要になってしまい、このままでは、どうしようもなくなったため、新しくできた家族との生活を守るために自己破産をするしかないと考え、当事務所にお越しになりました。

当事務所の活動

彼は借金をしないと返済することができない状況になっており、まさに自転車操業の状態でした。自己破産を選択するのがベストな状況です。

ただ、彼は、友人からも借金をしていたため、自己破産をしたいと当事務所にお越しになられましたが、本当に自己破産をするかどうかをかなり悩んでいらっしゃいました。しかし、新しい子供ができて、家族の生活を守っていくためには、自己破産をするしか道がないということで、自己破産をすることを最終的に決断され、依頼されました。

結果

特に財産がなく、借入の原因に大きな問題がなかったことから管財手続きとはならず、同時廃止事件として進めることができました。ただ、個人の債権者から免責を認めるべきではない、という意見書が提出されました。そのため、免責が認められないような事情が存在しないこと、を明らかにする意見書を作成し、裁判所へ提出しました。その結果、無事、免責が認められました。裁判所にこちらの意見書を考慮いただけたのだと思います。

彼には今後家族の生活を守るために二度と借金をしないで、頑張っていってもらいたいです。

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※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です

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