解決事例86:事業がうまくいかず自己破産し管財事件となったが免責となった事例

依頼者の属性

佐賀県 武雄市 在住

60代 男性

借 金 約630万

借 入 11社

借金をした理由

彼のはじめての借金は開業資金でした。開業後、しばらくは新店舗ということで、売り上げも右肩上がりで、なんの問題もなく借金の返済を行うことができていました。また、その後も売り上げが横ばいで借金を返済しながらも、多少余裕のある生活ができるような状態でした。

しかし、開業してから数年後、徐々に売り上げが減少していくようになりました。原因は明確ではありませんが、不景気のあおりを受けた形です。その後、売り上げが減少するに従い、生活費や借金の返済資金が足りない月が出てくるようになりました。そのような時、やむを得ず、クレジットカードで生活必需品を購入し、リボ払いにして支払いを後回しにしたり、キャッシングをして、生活費や借金の返済に充てたり、するようになりました。

このようにして、収入が激減したことから、自営業をやめることとしました。 

しかし、すぐに就職先がみつかりませんでした。そのため、生活費や借金の返済資金が足りず、さらに借り入れを増やす結果になってしまいました。

その後、なんとか就職できましたが、思ったような収入を得ることができず、そのうえ追加の借入もできなくなってしまいました。今の収入で生活はできても借金の返済ができません。そこで、このままではいけないと、解決方法をインターネットで探したところ、自己破産という方法があることを知り、自己破産について詳しく聞いてみたい、と当事務所に相談に来られました。

当事務所の活動

まずは、彼の現在の収入(給与、公的手当など)と支出(食費などの生活費)を確認し、実際に支払不能といえるか、支払いができない状況にあるか、という点を確認しました。そうしたところ、やはり彼の生活状況からすれば、とても支払いを行っていける状況ではなく、自己破産をせざるを得ない状況でした。そこで、彼にとって借金問題を解決するためには自己破産で進めていく方がよいだろうということをお伝えして、納得いただき、自己破産で依頼を受けることとなりました。

結果

彼は従前、自営業をしていました。自営業をしていた方は管財事件になることが多いです。彼の場合も同様に元自営業者であったことから、管財事件となってしまいました。ただ、他の点で彼に問題はなかったため、特に問題となることなく、免責が認められました。

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  • 600万  円~1000万  円

※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です

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