解決事例69 事業が悪化し廃業と自己破産を決めた事例

依頼者属性

佐賀県 嬉野市 在住
30代 男性
借金 約460万円
借入 7社

借金をした理由

彼は以前勤めていた会社を辞めることとなり、これを機に自分で事業をしてみたいと、経験のあったリサイクル業を始めることを決意しました。

そこで、運転資金を金融機関から借り入れ、事業を開始しました。

事業を始めてから2、3年は、売り上げも順調で、運転資金の返済を行いながら、十分な収入を得ることができていました。

しかし、携帯アプリのメルカリやラクマなどが一般的になってから、状況が一変しました。アプリを通して個人で自由に物の売買ができるようになったため、お店の商品が売れなくなったからです。彼は、なんとか立て直そうと営業を継続していました。ですが、家賃の支払いや仕入れをするために借金をするしか方法がなく、借金が増えるばかりでついには生活費もままならなくなってしまいました。

このような状況を見かねて、彼の奥様が行き詰った状況を打開するため自己破産について話を聞きたいと、当事務所に相談にお越しになりました。

当事務所の活動

奥様の話によれば、売り上げは借金の返済に充てられてしまうため、彼自身の収入はほとんどなく、奥様の収入でなんとか生活している状況でした。そして、今後確実に売り上げが増えていく見込みもありませんでした。そこで、今後事業を続けても借金が増えるばかりで、かえって多くの人に迷惑をかける可能性があること、自己破産をすることでやり直すという道もあること、などを彼に伝えてもらい、今後どうするかを話し合ってはどうかとアドバイスをさせてもらいました。

話し合いの結果、彼はこのままでは家族の生活が成り立たないことを十分に理解し、廃業して自己破産をすることを決断しました。

結果

個人事業主の方が自己破産をする場合、基本的に破産管財人が選任されます。事業の財産などを詳細に調査するためです。そのため、破産管財人が選任されました。事前に財産関係についてはきちんと処理をしていたため、管財事件にはなりましたが、長引くことなく終了することができました。

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  • 600万  円~1000万  円

※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です

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