長崎県 佐世保市在住
50代 女性 借入先9社
借金返済額 約1100万円 → 約220万円
・住宅資金特別条項なし
彼女は借入をして中古物件を購入しました。リフォームも行い、借金を返済しながらも家族で生活することができていました。
しかし、父親が突然病気で倒れてしまいました。父親の医療費を賄わなければならない状況になってしまいました。今後の父との生活を考えると不安になってしまい、ストレスを発散するためにカードで買い物をするようになってしまいました。
また、父親の医療費も継続的にかかっていたため、その費用捻出のために新たに借り入れを行う必要もありました。
その結果、借金が大きく膨らんでしまい、このままではいずれ支払うことができなくなってしまうという状態にまでなってしまいました。
そこで、借金をどうにかして整理したいと当事務所に借金の相談にいらっしゃいました。
彼女の希望は借金をどうにかすることと、家を残したいということでした。家を残す方法で借金を整理するためには自己破産を選択することはできません。自己破産の場合は家を売却する方向で進められるため、家がなくなってしまうことがほとんどだからです。
そのため、家を残すためには任意整理か個人再生を検討することになります。
彼女と任意整理にするか、個人再生にするか検討したところ、支払金額を大きく減らせる個人再生の方がよいとのことでしたので、個人再生で依頼を受けることになりました。
個人再生により、住宅を残す方向ですすめていくことが可能な案件でした。ただ、借入先の一つに連帯保証人がいたため、その点が問題でした。
個人再生によって借金の総額を圧縮することになるため、借入先が連帯保証人に請求をしていくことになるからです。
そこで、事前に連帯保証人の方に個人再生を行うことを話してもらい、連帯保証人の方の理解を得て個人再生を行うことにしました。
最終的に個人再生を裁判所が認めてくれ、家を残す形で借金を減額することができました。
※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です