解決事例76 個人再生の手続き中に事故に遭ってしまい、自己破産をせざるを得なかった事例

依頼者の属性

佐賀県 武雄市 在住
50代 男性
借金 約560万
借入 6社

借金をした理由

妻が出産を控え、パートを辞めてしまったことで、生活費が足りなくなりました。そこで、夫婦は、足りない生活費を借入で補填することとしました。その後も妻が働き始めるまで生活費が足りない状況が続き、さらに借金が増えて行きました。

やっと妻が働けるようになり、パートを始めたことで、これ以上借り入れを増やさず、返済していけると思っていました。しかし、積み重なった借金の返済のため、生活は楽にならないままでした。

生活が楽にならず、借金の返済のことで夫婦は揉めることが多くなりました。

そして、借金が原因で夫婦は不仲となり離婚することとなってしまいました。

依頼者は、離婚後、養育費も支払いながら返済していくことは不可能だと考え、借金問題を解決したいと相談に来られました。

当事務所の活動

任意整理では、返済の目途がたたない状況であり、本人が自己破産を望んでいなかったたため、個人再生で進めることとしました。個人再生で依頼を受け、準備が徐々に整い、そろそろ個人再生の申立てをしようとしていたところ、依頼者が突如仕事中意識を失い、入院することとなってしまいました。

依頼者は当分入院生活が続くことになってしまったため、仕事を辞めました。そして、身体に麻痺が残ってしまったため、当分働くこともできない状況でした。個人再生の要件である、継続的に一定の収入を得られる見込みがなくなってしまいました。

このまま個人再生を申し立てても支払っていけないのであれば、個人再生の認可決定がおりません。そこで、急きょ、個人再生で進めることを辞め、自己破産で進めることを提案しました。個人再生で進めていくことが難しいという理由もありましたが、安心して治療を続けるためには自己破産がベストだと考えたからです。相談時、依頼者は自己破産を嫌がっていましたが、状況が状況でしたので、自己破産で進めることに応じてくれました。

そこで、依頼者の親族の助けを借りて、自己破産に切り替えて進めることとしました。

結果

現在、依頼者が大変な状況にあり、財産がないことを伝え、理解していただくことができ、無事、同時廃止手続きで免責が認められました。

個人再生で進めていて、今回のように状況によっては自己破産に切り替えたり、自己破産で進めていても個人再生に切り替えたり、することもあります。

今回は急な事で大変だったとは思いますが、自己破産に切り替えたことで、借金の支払いを気にせず、治療に専念できる状況を作ることができました。

一日も早いご回復をお祈りしております。

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