解決事例88:二度目の自己破産でも管財人が就くことなく、同時廃止事件として自己破産ができた事例

依頼者の属性

長崎県 松浦市 在住

50代 女性

借 金 約350万

借 入 6社

借金をした理由

買い物に行った際、クレジットカードで買い物をするとポイントがつくからと勧められて、カードを作り、電化製品を購入しました。この時は1回払いだったので、借金はしていません。その後、ポイントがつくので、生活用品などについてもカードを通して購入するようになりました。これも1回払いで支払いをしていました。

そのような生活を続けていた中、子供が専門学校に進学することになりました。
進学する予定ではなかったため、貯蓄しておらず、やむなくクレジットカードのキャッシング機能を利用して、入学金と学費に充てました。このころから、少しずつおかしくなっていきました。

毎月借金の返済があるため、生活費が足りない月が出てくるようになったからです。今まではクレジットカードで購入していた生活用品を1回払いにしていましたが、1回払いができなくなり、リボ払いにするようになりました。

リボ払いにすると、毎月の支払金額は少しずつしか増えないため、借金の総額が徐々に増えて行っていることを認識できていませんでした。気付いたときには、借金が増えてしまい、毎月の生活がなんとかなりたっているような状況でした。

そのような中、夫が転職をして、収入が大きく下がってしまいました。ギリギリで生活していたので、返済が滞るようになっていきました。そして、貸金業者から督促の電話や手紙がくるようになりました。

毎日借金に追われるようになり不安な日々を過ごしていました。そのような時、ネットを見ているとき、自己破産という文字が目に留まりました。彼女は約20年前にも自己破産をしたことがあったため、二度も自己破産できないだろう、と思っていました。ですが、自己破産について調べると、二度目の自己破産ができる場合があることを知りました。そこで、自己破産ができるか相談したいと、来所されました。

当事務所の活動

まずは、現状の確認です。彼女と旦那さんの収入をみると、借金の返済ができる状況ではありません。自己破産をするほかない状況です。しかし、彼女は以前にも自己破産をしたことのある方でした。二度目の自己破産も可能ですが、当然二度目なので、厳しくみられます。

そこで、以前の自己破産の原因を確認すると、彼女自身の借金というより、彼女の親の借金を相続したために、借金ができてしまった事案でした。そこで、彼女に一度目の自己破産の時の原因は彼女自身が原因とは言い難いこと、今回の借金の原因もギャンブルや浪費などではなく、進学費用や生活費が主であること、からすれば、二度目の自己破産も可能でしょう、とお話をさせていただき、依頼を受けることとなりました。

結果

二度目の自己破産の場合、やはり厳しくみられる傾向にあるため管財人が就くことが多いです。ですが、管財人が就くことなく、同時廃止事件として終了してもらうことができました。

予測になりますが、おそらく、一度目の破産の原因が彼女自身のせいではない、と判断され、実質的に一度目の破産と同様に取り扱ってもらえたからではないかと思います。

二度目であっても自己破産ができる場合があります。

まずは、相談をしてみてください。

分類別に見る西九州総合法律事務所の解決事例

▶ 解決事例一覧を見る
  • 性別
  • 男性
  • 女性
  • 年代
  • 20〜30代
  • 中高年世代
  • シニア世代
  • 借金額
  • 300万 円~600万 円
  • 600万  円~1000万  円

※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です

300万円~600万円の最新記事

中高年世代の最新記事

低収入・収入減の最新記事

女性の最新記事

新着情報の最新記事

自己破産の最新記事

解決事例の最新記事

初回の相談は無料です。お気軽にお問合せ下さい。 0954-27-8056 受付時間:平日 9:00〜12:00 13:00〜18:00 メールでのご予約はこちら
初回相談無料 ご予約専用ダイヤル 0954-27-8056 電話受付 9:00〜12:00 13:00〜18:00
LINEで相談受付中