長崎県 諫早市在住 40代
男性 借金約460万円 借入先6社
彼が借金をするようになったのは入院したことがきっかけでした。入院のために収入が減ってしまったことと、それまでの貯蓄では入院費を支払うことができなかったからです。
そこで、入院費の支払いのために借入をしてしまいました。退院後は仕事に復帰して、借入の分の返済もできていました。
ただ、奥さんが妊娠したことで、仕事を辞めることになってしまい、生活費が減ってしまいました。そのうえ、出産費用など出産に伴う出費もあったため、さらに借り入れをしてしまいました。
このようにして、借入先が増えていきました。そのような中、再び彼は入院することになってしまいました。借入先が増え、借金の返済が大変な中、入院によって、さらに収入がへってしまいます。
そこで、入院する前に、借金の問題をどうにかしなければと考え、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
彼から話を聞くと、入院する前の現状でも借金の返済が大変であることがわかりました。入院してしまえば、とても支払える状況ではありません。
そこで、自己破産をすることを検討してもらうことにしました。彼は当事務所に相談にいらっしゃった時は自己破産までは考えてはいないようでした。ですが、月々の収入と返済を一緒に確認していく中でとても支払える状況ではないことを理解してもらえたようでした。その結果、彼は自己破産の方向ですすめていくことを納得してくれました。
自己破産の手続きは、順調にすすめることができたため同時廃止手続きで終了しました。
生活していく中で、急に収入が減ってしまうことがあります。例えば、今回のように夫婦共働きの家庭で、奥様が妊娠で仕事を辞めてしまうような場合です。そのような場合に生活費が足りなくなっても対応できるように貯蓄をしておくようにしておきましょう。このような場合に安易に借り入れをしてしまうと、その後、新たな借入を繰り返してしまい自己破産をすることになるかもしれません。みなさん注意してくださいね。
※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です