佐賀県 佐賀市在住 20代
男性 借金約120万円 借入先5社
彼の収入は安定していませんでした。そこで、収入が少ないときにガソリン代や日用品の購入にカードを利用するようになりました。収入が多いときは返済に困ることはありませんでしたが、少ないときには返済に困ることもあり、貸金業者からも借り入れをするようになっていきました。
さらに、結婚を機に引っ越し費用などの大きな出費がありました。また、奥様が妊娠していることがわかり、奥様が仕事を辞めることになりました。急な出費に加え、家庭の収入が減ってしまったことが重なり、返済できない時期が続きました。
そのため貸金業者からの督促も頻繁に来るようになりました。
ですが、生活することで精一杯で全ての業者に返済することまではできませんでした。
彼は奥様と話し合い、自己破産をするしかないと決断し、自己破産の相談に当事務所にお越しになりました。
借入金額はそこまで大きくはありませんでしたが、収入と支出を確認すると、やはり支払える状況ではありません。支払うことができない以上は自己破産を選択するほかありませんでした。ですので、彼の決断したとおり自己破産の申し立てを行うこととしました。
自己破産の手続きは、彼には財産と呼べるものがなかったため、管財事件ではなく、同時廃止事件としてすすめられ、免責まで認められました。
自己破産をされる方の場合、最初は自分の収入で返済できている方がほとんどです。
ただ、急な出費や、収入の減少により、新たな借入を増やし返済できなくなり、自己破産をするしかないという状況に陥ってしまっているようです。
借り入れをされる方は急な出費や収入の減少が自分には関係ないと思わず、借入する際は十分注意して借り入れを行うようにしてください。
※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です