佐賀県 伊万里市 在住
40代 男性
借入先 11社
借返済額 約970万円 → 約190万円
住宅資金特別条項なし
自営業の親から事業資金の援助を頼まれたことで借金をするようになりました。
その後も、事業がうまくいっていなかったのか、親から度々事業資金の援助を頼まれるようになり、その度に援助を行っていました。
次第に、借金の返済が厳しくなっていき、どうにかならないものかと悩んでいたところ、職場の友人に誘われ、初めてパチンコに行きました。運がよかったのか、その時10万円以上、勝つことができました。これがきっかけとなり、彼はパチンコにはまってしまいました。友人の誘いがなくとも、一人で行くほど、パチンコにのめり込んでいきました。
もちろん、いつも勝てるわけではありません。徐々に1回のパチンコで使う金額が増えて行き、給料の半分以上をパチンコに使うようにまでなりました。そうなると当然、自分の生活費や借金の返済ができません。その結果、新たな借金が増えて行きました。
このようにして、パチンコを続けていくことで、みるみる借金が増えて行きました。ついには、借入をすることができなくなり、借金の返済ができなくなってしまいました。返済ができなくなり、対応できないでいたところ、裁判所から訴状が届いたことで、彼は弁護士に相談行くことを決断しました。
彼の話を聞くと、借金が1000万円近くまで膨れ上がっており、とても返済していける状況ではありませんでした。何もしないわけにはいかない状況です。選択肢として考えられるのは自己破産と個人再生でした。本人の希望を聞くと、パチンコで大きな借金を作ってしまったこと、借入先に大変な迷惑をかけてしまうこと、などから、自己破産ではなく、少しでも支払っていきたいので個人再生でお願いしたいとのことでした。彼の借金はパチンコが主な原因となっていたため、自己破産より個人再生の方が適している事案でもあったため、個人再生ですすめていくことで依頼を受けることとなりました。
個人再生を行うことにより、1000万円弱あった借入が約190万円まで減額できました。
依頼者からももう一度、やり直していくことができることを非常に喜んでもらえました。
今後は油断せず、減額した借金をきちんと返済していってほしいと思います。
※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です