個人再生⑩:個人再生を申し立てたことにより、住宅ローン以外の借金約1200万円を約250万円まで減額し、マイホームを残すことができた事例

依頼者の属性

佐賀県 杵島郡白石町 在住

50代  男性

借入先  9社

借返済額 約1200万円 → 約250万円

住宅資金特別条項あり 住宅ローン 約1800万円

借金をした理由

 彼は住宅ローンを組んで、杵島郡白石町に自宅を建て、家族で楽しく生活していました。住宅ローンも何ら問題はなく、返済することができていました。

 しかし、数年後、彼の職場が倒産することとなってしまいました。また、妻が精神的に病んでしまい、仕事に行くことができなくなってしまいました。そのため、急に月々の生活費に余裕がない状態に追い込まれてしまいました。銀行から借り入れをしたり、生活費をクレジットカードで決済したりすることで、なんとか生活費を工面していました。

 それでも、彼は転職をしながら、給料を上げて、なんとか支払いを行いながら生活を続けることができてしました。

 もっとも、勤め先がまた倒産することになってしまいました。彼は、また一から仕事を頑張っていくしかないと考えていたところ、会社の取引先から約500万円を支払うようにと彼に請求が届きました。倒産した会社の借金を支払うようにという督促の文書でした。なぜ、このような文書が届くのだろうと考えたところ、社長から絶対に迷惑をかけないから会社の取引の連帯保証人になってほしいと頼まれ、断り切れず連帯保証人になったことがあったことを思い出しました。

 取引先から彼は一括で500万円支払ってもらわないと困ると言われ、とても支払える金額ではないと、借金について弁護士に相談することにしました。

当事務所の活動

 彼は連帯保証人として、約500万円を一括で支払うように言われており、到底支払うことができる状況ではありませんでした。自己破産をすることをまず考えましたが、彼には精神的に病んでいる奥様もおり、子供たちのためにもなんとか家だけは残したい、という強い希望がありました。そこで、自己破産ではなく、家を残すことができる個人再生で解決できないかと検討したところ、彼が今後安定した給料を得ることができれば、個人再生が認められる見込みもあるだろうということがわかりました。

 この点、会社が倒産したばかりだったため、彼は失業保険で生活していました。失業保険はずっともらえるわけではないので、早急に新しい仕事をみつけて、継続的に収入がある状態になってもらう必要があります。

 そこで、彼に働いてもらう必要があることを伝え、そうすれば個人再生という手続で家を残すことができるかもしれないと話をしたところ、個人再生で進めてほしい、ということだったので、個人再生の依頼を受けることとなりました。

結果

 個人再生を申し立てるまでに仕事をみつけ、継続的に働いている状況にすることができたので、個人再生の申し立てをすることができました。

 個人再生を申し立てたことにより、住宅ローン以外の借金約1200万円を約250万円まで減額させることができ、彼の希望通り、家を残すこともできました。

 連帯保証人になると、自分が使っていない借金でも支払わないといけません。そうすると今回と同様に、急に大変な状況に追い込まれてしまうこともあります。そのような場合、すぐにあきらめないで、まずは弁護士に相談してみてください。

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