佐賀県鹿島市在住 40代 女性
借金約500万円 借入先11社
彼女は既婚者で、夫婦共働きで生活していました。しかし、彼女には持病がありました。そのため調子がよくないときは仕事をあまりすることができないので、その時は給料が下がってしまうことがありました。
今まではそれでも問題ありませんでしたが、持病が悪化して調子がよくないことが長く続くときがありました。そのときに生活費が足りず、消費者金融から借り入れをしてしまいました。
これが最初の借金でした。彼女は、この時は、この最初の借金がきっかけで、後に自己破産まで考えなければならなくなるとは思いもしていませんでした。
その後、体調に問題なく働けるときは、借金を少しずつ返済できていましたが、体調が悪く働けないときが続いてしまう時は、借金を返すために新たに借金をする他ありませんでした。
このようにして、徐々に借金は膨らんでいきました。そして、月に約15万円以上も支払わなければならないような状況になってしまいました。
当然、月に15万円以上も支払いをしなければならないのであれば、体調に問題なく働けるとしても毎月の給料で返済することは難しいです。
そこで、彼女は「もう自分ではどうすることもできない」、「自己破産しよう」と決断して、うちの事務所に相談にいらっしゃいました。相談では自己破産をせざるを得ない状況であるかの確認をさせてもらいましたが、やはり自己破産を選択する他ない状況でした。
彼女は自己破産をすることをすでに決心されていたので、私から見通しの説明をさせてもらい、自己破産で進めていくことになりました。
自己破産の申立て自体は特に問題なく、すすめることができ、管財事件にはならず同時廃止事件として、最終的に免責が認められました。
最初はたいした金額の借り入れではなくとも、ちょっとしたきっかけで、借金を重ねることになってしまうことがあります。そうなってしまえば、自己破産を選択しなければならなくなるかもしれません。借金をする際はよく考えるようにしてくださいね。
※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です