長崎県 松浦市 在住
50代 女性
借 金 約350万
借 入 6社
彼女は、結婚後、他県で生活をしていましたが、母親の介護のために実家に戻ることになりました。もっとも、母親が住んでいた家が古く、家族ですめる状況ではなかったため、リフォームが必要で、ヤフーカードで100万円を借り入れ、リフォーム代に充てました。この借金が今回自己破産を行うことになるきっかけとなりました。
彼女は引っ越しによって、転職をする必要がありましたが、仕事がすぐにはみつかりませんでした。そのため、当面の生活費や借り入れの返済のため、さらに、楽天銀行で借り入れをし、生活費や返済費用などに充てるようになりました。
その後、仕事もみつかり、なんとか苦しいながらも返済を行っていました。
子が高校卒業後、専門学校に通うこととなり、入学費用などのためにまとまったお金が必要となりました。しかし、彼女にはそのような余裕はありませんでした。そのため、やむなくさらに借り入れをしました。
その後、借りては返しを繰り返しながらなんとか返済を行っていましたが、さらに別の貸金業者からも借り入れを増やさないと生活できないような状況となってしまいました。そこで、彼女はさらに借り入れを増やしながら、なんとか返済を行っていました。
しかし、借金が増えるばかりで、ついには借りることができるところもなくなり、徐々に支払いが滞るようになりました。そして、返済を滞ってしまったため裁判所から支払督促が申し立てられてしまいました。彼女は裁判所から書類が届きびっくりして、弁護士事務所に相談にいくこととしました。
彼女の家族の生活状況を確認すると、彼女とご主人の収入よりも、借金返済を含む支出の方が明らかに多く、とても支払える状況ではありませんでした。借金をなくさないと生活がなりたたないため、自己破産で進めるほかない状況でした。
しかし、彼女は20年以上前にも自己破産をしたことがあるとのことで、今回も自己破産をするとなると2回目ということになります。1回目の自己破産よりも当然2回目の方が厳しくみられる可能性が高いため、その点に気を付けながら自己破産の準備を進めました。
2回目の自己破産であったため、管財事件になる可能性がありました。しかし、1回目から2回目までの間に約20年が経過していること、自己破産をしないといけなくなった理由がギャンブルなどよくない理由ではなかったこと、などからな管財事件とならず、同時廃止事件として速やかに、免責まで認めていただけました。
※中高年世代は40代~50代、シニア世代は60代以上です